Q1 学習方法は,どのようになっていますか。


通信制の学習は,家庭などにおける自学自習が中心です。
学校での指導は,添削指導,面接指導,試験によって行います。
レポート,出席,試験について一定の基準を満たすことにより各科目の単位が認定されます。


◆レポート;

教科書や学習書をもとに学習し,作成して提出します。
レポートは,教科担任によって添削指導されます。
内容が不十分な場合は,再提出となります。

◆出  席;

月に2回〜3回,日曜日に出校して面接指導を受けます。
出校日や面接指導の内容は,年間計画で決まっています。
日曜日の面接指導に欠席した場合は,
特定の火曜日・金曜日・土曜日に実施される補充面接指導に出席して,
欠席分を補うことができます。

◆試  験;

前期末と後期末に1回ずつ行います。


Q2 どんな勉強をするのですか。


普通科の高等学校ですので,中学校の学習の基礎の上に,高等学校の普通教科を中心に学習します。
1年生の数学と英語では中学校の復習から行います。


Q3 レポートとはどんなものですか。


通信制の学習で最も中心となるもので,自宅学習の成果を学校に報告して指導を受けるものです。
科目ごとに年間に提出すべきレポート回数が決められています。
(回数は履修単位数の3倍ほどです。)。
各レポートには提出期限が決められており,その期限までに完成させて提出します。
レポート1回分の課題は,B4判用紙1枚(両面)程度で,教科書の数ページないし20ページ程度の範囲から出題されます。
合格に至らない場合は,再提出となります。


Q4 通信制での勉強は難しいですか。


内容的には基礎的なことがらが中心ですので,そんなに難しくはないでしょう。
レポートを作成するために「学習書」という解説書もついています。
ただ,科目によっては,数回ないし10数回のレポートで教科書の全体を網羅するという学習量の多いものもあります。
通信制は授業時間数が少ないので,自分で教科書・学習書をもとに計画的・継続的に学習をすることが要求されます。
そういった学習の仕方の面では難しいところがあるかもしれません


Q5 学習内容がよくわからないときは,どうすればよいですか。


面接指導日に質問したり,他の日に出校して個別指導を受けることができます。
レポートの通信欄や手紙を利用して質問することもできます。
学校に電話をして聞くこともできます。


Q6 体育は,見学だけでも出席時間数を確保できますか。


病気,けが,体調不良等により運動ができない場合は,見学も出席と見なします。


Q7 時間割は,どのようになっていますか。


面接指導日は,1日5時間(各50分)授業です。
原則として,ホームルーム単位で授業を受けますので,同じホームルームに所属する人は同じ時間割になります。
ただし,転・編入生は,過去の履修・修得の状況により受講科目が決まりますので,時間割が個別になることがあります。


Q8 進級率,卒業率はどれくらいですか。


最近のデータでは,進級率は,1年生は約65%,2年生は約71%,3年生は約78%です。
4年生がその年度に卒業する割合は約86%です。
1年次に入学して3年後(3か年修業者)または4年後に卒業する割合は,約38%です。